Snow Dream

夢は全員が叶えられるものではないけれど…

ジャニヲタ27年目、ある日突然Snow Manの沼に沈んだ話。②

2021年8月8日。

無事、記念日にSnow Manのファンクラブに入りました。

 

翌日の8月9日には待望のアルバム発売という嬉しいお知らせ。

Jr.時代のオリジナル曲を9曲も入れてくれるなんて…(これに関してはまた)

9日に発表したり9月29日に発売を決めたり…

とにかく、“9”という数字にこだわっているSnow Manが愛しくて仕方ない。

 

さてさて。また前置きが長くなってしまいましたが、前回の投稿の続きです。

私がSnow Manの沼に沈んだ話。

ちなみに、前回の投稿のリンクも貼っていますが、前置きがとてつもなく長いです(笑)

気長な人は見てみてください。↓

 

snow88.hatenablog.com

 

という訳で…

私がここまで彼らにハマるまでの過程を。

今回は前回と違い少し砕けた書き方をしていこうと思います。

途中で興奮のあまり取り乱すこともあるかもしれませんが…お許しください(笑)

 

私がSnow Manにハマるきっかけとなったのは、やはりYou Tubeだと思う。

去年(2020年)はコロナの影響でお家時間が多くなった為、暇潰しに携帯を触る機会も自然と多くなり、気づけば毎日彼らのYou Tubeを観ていました。

最初にどの動画を観たのかはもう思い出せないけど、あの頃はひたすらひーくんのお化け屋敷企画が面白くて可愛くて何度も観ていた気がします。

そして、そこで気づく…ひーくんのG・A・P!!そう、ギャップ!!

あの見た目“筋肉ムキムキ強面なお兄さん”が実はお化け屋敷が苦手だとかチョコレートが大好きだとかシルバニアファミリーを集めているだとか…誰が思うだろうか?

とにかく可愛くて、今でもお化け屋敷企画はよく観ます。

 

動画を見始めた同じ頃、ミーハー心で前から知っていた“ひらりと桜”がやたらと頭の中で流れるようになり、「そう言えば、Snow Manって他にどんな歌を歌ってるんやろう?」と急に気になり調べてみることに。

 

ジャニヲタを27年もやっていると結構いろいろなジャニーズグループのことを知っているもので、彼らのこともうっすらとは認識していたと思う。

前身グループであるMis Snow Manのこともなんとなく知っていたし、2012年に6人になって活動していたことも知っていました。なんせ、Snow Manと言えば先輩ジャニーズからバックについて欲しいと引っ張りだこの職人集団だったので。

しかし、残念なことに私が応援しているKinKiもエイトも当時から彼らとの接点はほぼゼロ。よって、彼らのことは他のジュニアと同じようにふわっとしか知らない状態でした。

2011年に知り合いでふっかさんのことがとても好きな人がいて、その人からよくSnow Manやふっかさんの話は聞いていたけど、そこまで興味がわかなかった当時の私…なにやってんだ!!今なら食いついて語り合えるのに…。

 

話を戻して…

You Tubeで彼らの曲を調べて(観て)いると、ある一曲の歌に出会いました。

 

『Snow Dream』

 

衝撃的でした。

初めて…本当になんの情報も入っていない状態で初めて聴いた瞬間、いつの間にか泣いていました。

自分でもなんで泣いているのかわからなくて、その涙が悲しくて?切なくて?懐かしくて?…一体どんな感情で涙が流れているのかわからなくて。

でも、イントロのワンフレーズを聴いた瞬間に長年のヲタクの本能が騒いだ気がします。

優しいオルゴールの音が流れた瞬間に心が掴まれた気がしました。

とても優しい音色なのにどこか儚げで寂しくて切ない音色に聴こえて。

その後にサビ部分のオルゴールが流れるのですが、その部分が更に引き込まれる。

まだ歌が始まってもいないのにこんなにも心を掴まれる曲があっただろうか?と。

動画はそこからキレイな白一色のペンライトの海を映し出しました。

メンバーとファンが同じ動きをして会場が一体となっているのを感じました。

 

後に分かったことですが、この動画はこの曲の初披露のものではなく、ファンは歌詞のいろんな意味やフリなど知っている状態であるということ。その後、この曲が初めてファンにお披露目された時の動画も観ましたが、それもまた大号泣案件でした。

 

乱れる心をなんとか落ち着かせながら、最後までとりあえず聴きました。

終わってからも余韻がすごくて、一回しか聴いていないのにもうメロディーが体に沁み込んで頭の中でずっと反復していました。

その後、何度も何度も聴きました。

そして…何度目かにふと、あることに気づきました。

 

「あれ?…もしかして、この歌詞…メンバーの名前?」

 

二度目の衝撃でした。

なんと、この曲はメンバー6人の名前が入った、本当の意味で“オリジナル”の“彼らだけの”曲だったのです!!!!!!

 

自分の名前が入った歌詞をそのメンバーが歌う。

…なんということでしょう。

こんな…エモいことがあっていいのか?!?!

尊すぎて卒倒しそうです。

 

調べてみると、作詞は森月キャスさんという方。SMAPやHey!Say!JUMPにも詞を提供している方。作曲はats-さんという方で(佐藤あつし名義もある)タキツバやV6だけでなくアユなど有名歌手にも多く曲を提供していることが分かりました。滝沢歌舞伎の劇中歌も作っておられるとか。

この方々に是非とも今すぐお話を伺いたいぐらい気持ちが抑えられず、どこにこの想いをぶつけていいのかもわからず。

とにかく、こんな衝撃は久しぶりでした。

 

歌詞を改めて追っていくと…言葉にならない想いが胸の中でぐるぐるして、もし、私が彼らの古参ファンでこの曲を初めてコンサートで聴かされたら、多分その場に立っていることは難しかっただろうなと思いました。

こんな新規の私が聴いてもこんなに泣けるというのに…一体、昔から彼らを応援し続けてきたファンの人達はどんな気持ちでこの曲を聴いたのかと。

 

2018年。Snow Man結成から6年。

彼らのJr.歴も結構な年月になっていた頃。周りの友達は就職していて、もしかしたら家庭を持っている人もいたかもしれない。ジャニーズの中でもJr.としてはベテランで、数々の同期や後輩のデビューを見送ってきた。いつデビューできるのかわからない、そもそもデビューできるのか?そんな思いが彼らの中に渦巻いてたことと思います。

そんな彼らが、一体どんな思いでこの曲を受け取り、どんな思いで歌ったのか。

考えるだけで息が苦しくなります。

Aメロからひたすらに切ない、しんどい歌詞が並んでいます。

 

「咲くまで何度眠ればいいのか分からない」

 

こんなこと、キラキラ輝くアイドルが歌う歌詞なのか。未来に向かって明るく突き進んでいるアイドル像からはかけ離れています。

そこからサビは更に切なく、しんどいものに。

 

「涙で滲む約束がまだ 果たせない僕だから

もう少し傍にいて もう何度も告げたセリフだね」

 

この曲でいう“約束”はデビューのことを指していて、その約束が果たせないけど、デビューがいつになるかわからないけど、それでもファンには傍にいてほしい。何度も言ったセリフだけど…

という、心臓をえぐられるような苦しくて切なくて悲しい歌詞なんですよね。

これを2番のサビでも繰り返し、軽快なラップ部分へと進みます。

 

祇園精舎の鐘の声に 諸行無常の響きあろうと

一歩一歩目指すよ 憧れの終着点を」

 

祇園精舎の鐘の音には、この世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。様々な変化が絶えずあろうと、自分たちは一歩一歩、憧れの終着点というデビューを目指すよ、という意味が込められた深い歌詞。

ラップ調なので流して聴いているとスルーしそうですが、こんなにも深くて重い歌詞があるでしょうか。到底、アイドルが歌う歌詞だとは思えない。

でも、いろんなものを見てきた彼らだからこそ歌える曲だと思いました。

また、この部分は彼らの初めてのオリジナル曲『ZIG ZAG LOVE』の「諸行無常な世界  キミは何を探すの?」という歌詞にもリンクしているのかなぁと思います。

 

そして、大サビ前。

 

「君と描きたい景色がまだ 未完成な間は

もう少し傍にいて Wow あと少し…」

 

この部分もめちゃくちゃに切ない。

当時の彼らはファンの人達とどんな景色を描きたかったのだろう。

白い光が会場を埋め尽くして、みんなが同じように気持ちを合わせて同じフリをしている。本当に綺麗なその景色でさえも“未完成”だったのでしょうね。

もう少し傍にいて あと少し…あと少しって一体どれぐらい?何か月?何年?

ファンだけでなく彼ら自身もそう思っていたでしょう。

ここまでついてきたファンにとっては「もうどれだけでも待つよ」という気持ちだったと思うけど、「ずっと応援してもらっているファンを長い間ずっと待たせている」という申し訳なさみたいなものが彼らの中にはきっとあったと思います。同時に、なぜデビューできないんだという焦りや、同期・後輩に追い抜かれていく悔しさ。

それを物語っているのが最後のサビ。

「涙で滲む約束がまだ 果たせない僕だから もう少し傍にいて」

ここまでは1・2番のサビと同じだけど、この先が、

 

「もう本当は聞き飽きてるよね」

 

なんと…こんな言葉を言わせてしまうだなんて。

こんなこと自分が応援している人に言われたら切なくて仕方ない。

わかってる。みんなわかってるけど、出口が見えなくてもどかしくて苦しい。

 

最後のラップで特に私の心に刺さったのが

 

「Twenty four seven 命を燃やして」

 

という歌詞。

Twenty four sevenって24時間、週7日間っていう意味で、つまりはずーっと絶え間なくいつもいつもという意味。

その後に続く歌詞が

 

「春を待ち侘びながら 君のことを考えてた」

 

実現することを期待して待つという意味の「待ち望む」ではなく、気をもみながら長く待ち続けるという意味の「待ち侘びる」を使ってくるあたり、作詞の森月さんは本当に天才だと思いました。

つまり、24時間週7日間ずっとずっと絶え間なくファンのことを思いながらデビューできるかどうか待ち続ける、という意味の歌詞。

 

重い…重すぎる。しんどすぎる。

 

こんなに苦しくてしんどくて儚い曲を、長年がむしゃらに頑張ってきた彼らに突きつけるとは。私がメンバーなら吐きそうになる。

この時、既にジャニーさんの中には彼らの未来が何か見えてたのかもしれないけど、それにしてもこの曲はしんどすぎる。

 

「I want to become famous その願いはいつか叶えます

絶対あきらめないよ 選り取り見取り掴む Snow Dream」

 

“有名になりたい”その願いはいつか叶えます。絶対諦めないよ。

最後にこう綴られていることが少しの希望です。

 

Snow(雪)という儚げなものと、Dream(夢)という明るい未来を示すものを合わせたこの「Snow Dream」という曲は、とてつもない重みを含み、多くの人の想いを背負って出来上がった曲なのだと思いました。

元々、8人だった(一瞬9人?)彼ら。

6人になってから結束力が強くなり同じ未来に向かって切磋琢磨しながら進んできたことでしょう。

その歴史と重みを考えたら、この曲は涙なしには聴くことができない曲なのです。

私は未だにこの曲を聴くたびに泣いてしまいます。

これが披露された時から彼らを応援していたかった、この場所にいたかった、一緒に白い光を放つペンライトを振りたかった…そう思います。

その思いはもう決して叶うことはないけど、この曲だけはどれだけ有名になっても売れてもおじいちゃんになっても忘れてほしくはない一曲だなぁと思います。

 

ちょっと長く語りすぎましたね…

Snow Dreamのことになると想いが溢れてしまって自分でも収集がつかなくなってしまいます…。

 

この曲に出会ってから、彼らのことをもっとよく見ようと思いました。

いや、「見よう」ではなく「観よう」と思いました。

 

そうすると…また新たな切ない話に辿り着きました。

2019年、康二くんとめめとラウちゃんが加入した時のことです。

当時の私にはこの出来事はほとんど記憶にありませんでした。

賛否両論あったこと、批判を覚悟で6人が3人を受け入れたこと、3人は多くの批判を耐えてきたこと。

 

ジャニーズ事務所ってね…本当にそういうところがあるんですよね。

とんでもないタイミングでグループを解散させたり分裂させたり、増やしたり減らしたり。よくあること。本当によくあることなんですよ。

でもね、さすがにこれはひどい

今でこそ9人が笑っていられるけど、当時は6人も3人もファンも…みんな感情がぐちゃぐちゃだったと思います。

 

さっきのSnow Dreamの動画をよく見に行くんですが、ある時そのコメント欄を見てしまいました。

「9人のSnow Manも好きだけど…やっぱりこの動画に帰ってきてしまう」

「3人のこと嫌いじゃないよ!嫌いじゃないけど…あの頃の6人が大好きなだけ」

などなど、いろんなコメントを見て、また苦しくなるのです。

私は9人になってからのSnow Manのファンだから、6人をずっと応援して支えてきた人たちの気持ちは全部はわからない。

でも、キャパ1000人の松竹座を埋めることができなかった時代から関ジャニ∞をずっと応援してきた私だから、苦楽を共にしてきたものにしかわからない気持ちや空気感みたいなものは多少はわかっているつもりです。

そんな一生懸命創り上げてきた大切な場所にひょいっと新しい人が入ってきてデビュー?そんなの認められないに決まってる。大事な家に土足で入ってこられたような気持ちになると思う。人数が増えるということはカメラに抜かれる機会や歌唱のパートも減る可能性だってある。認められるわけない。信じたくない。そう思うのが普通です。

 

でも、それでも6人は受け入れることにした。

その理由が、

 

Snow Manを守りたいから」

 

そうだよね。

いろんなことがあり過ぎてグループが定まらなかったり辞めていく人を見たり…そんなことを繰り返してきたから、3人が入ることで大切なSnow Manを守ることができるなら、3人を受け入れるという選択しかない。

当時は6人の中でももやもやしたものが残っていたのかもしれないけど、それでもその選択が少しでもデビューに近づくのなら、と決断したのだと思う。

 

加入することになった3人にもそんなもやもやはきっとあったと思う。

それ以上に不安や責任、期待…たくさんのものを背負ってSnow Manに入ることを決めたのだと。

 

康二くんは関西Jr.時代からエイト繋がりでよく知っていたし、なんならムエタイ向井ブラザーズの頃から見てきたので、Snow Manに加入したのだと知った時は驚いた。その成長ぶりと懐かしさから旧友に会った時のような気持ちになった。

しかし、康二くんにも辛くて悲しい別れがたくさんあったことは知っているし、ずっと関西を背負って引っ張っていたことも知っていたから、大好きな大切な居場所を離れてでも前に進むことを決めたんだなぁと加入を知った時に思った。

めめのことは正直、宇宙Sixというグループの子、という認識しかなく、ラウちゃんに至っては少年忍者の存在すら知らなかったので加入してから初めまして状態だった。

 

Snow Manについて調べていくうちに3人の苦労や葛藤がたくさん見えてきて、また苦しくなった。

こんなにもそれぞれが努力して頑張っている人たちなのに、どうしてこうもスムーズに報われてくれないのか。

加入当時の動画を見ていると6人+3人という構図ができていて、それでもお互いがなんとか混ざり合おうと頑張っている姿が痛々しくて見ていられなくなった。辛い。

 

それでも、9人のひたむきな努力と元々もっているそれぞれの優しさが上手くひとつになって、加入から2年経った今では違和感なく見ることができるようになっている。

…と、私は思っているけど、元々6人を応援してきた人達や3人のファンからしたら納得がいかない部分もあるのかもしれないけど。

でも、ひとつだけ確実に言えることは…彼らは9人でいることを選び、9人でいることを楽しんでいる、ということ。

どの動画を見てもいつも楽しそうで、見ている人を自然と笑顔にする力があるし、一人一人のことをそれぞれが温かく受け止めて認めているなぁと私は思います。

それがすべてなのかなぁと。

 

とてつもなく長くなってしまったけど…

こうしてSnow Manのことを調べていくうちに、私はいつの間にか深い深い深~いSnow Manの沼に沈み抜け出せなくなっていたのです。

 

コロナウイルスによる活動の制限や無観客でのライブ、去年のひーくんの活動自粛や、舘様のコロナ感染、紅白出場辞退など…デビューしてからも様々な困難が彼らを待ち受けていた…。

でも、どんな時も9人は前を向いていて誰かが弱っていたら誰かがカバーするということを自然とやってのける。

9人を見ていると本当に家族みたいやな~と思うことが多々あります。そういう空気感が9人にはできているんだなと。

だから応援したくなるし、大好きで目が離せなくなる。

 

明るくて面白くてふざけまくりなのにダンスやアクロバットをすると空気が変わる。

一人一人の個性が磨かれていて個人としても輝きを放っている。

なにより、メンバー9人がとても仲良し!!!!!!!!!

その雰囲気が、周りを、見ている人を、幸せにしてくれる。

なんて素敵なグループなのでしょう。

出会えてよかった。

私の毎日は彼らのおかげでたくさんの刺激を受けキラキラ輝いています。

ありがとう、Snow Man

同年代ではないけれど…私のジャニヲタ第2章は君たちに捧げると決めた!

 

これからも9人が最高の笑顔で笑っていられますように。

9人の未来に幸あれ!